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甘くて苦くて大事

昨夜、実家のパーティーで1963年のポートワインを飲んだ。


今が2017年だから半世紀と少し、54年前のもの。
少し濁ったような色合いで嫌味のない甘さが、不思議なくらい自然に体をあたためてくれる。

 

「甘い」と「美味しい」と喜びながら、周囲は東京五輪を目安に54年前、そしてその前の時代へと話題を移す。

「甘いものは苦手なのよね」と言いながら笑って飲んでいるおばさまの隣で、
「甘いわねぇ」と、ほほえみながら味わう方がいる。


 隣にいたお二人は戦時体験者で、昔を振り返りながら、ふと「東京生まれ、東京育ちは、田舎がないから大変だった」と漏らされた。


配給では足らず、田舎のある人は疎開したり、田舎から食料をもらったりしたのだったかと、本の知識を思い出し、少し眉を寄せあいまいにうなずく。

 

そんな私に「ねぇ、あの頃って何を食べていたかわかる?」と、声がかかる。


これはお米とは言えない。「黍(きび)や、粟(あわ)でしょうか?」
と返すと、戦時体験者のお二人がきゃらきゃらと笑った。

 

「貴女、高粱(こうりゃん)なんて知らないでしょう?」
「こうりゃん?」
「馬の餌よ、飼料になるようなもの」「美味しくなかったわね~」「まずくって」
 私がきょとんとしているうちに、戦時組のお二人はそのまずさについて盛り上がる。

 

*後で調べてみたところ、高粱(「もろこし」ともいう)は馬の餌にもなりますが、
 今も人の食べる穀物として栽培されています。グルテンが含まれていないので、
 小麦アレルギーの方などが代用で使われることもあるようです。

*タンニン(つまり、「渋」)がかなり多く含まれているので、米に比べると食味はあまりよろしいものではないだろうと。。。主食が渋いのですものね。。。

 おばさまは、ポート酒を一口なめて、また「甘いわね」とつぶやく。


 そして、戦後に「小学校に入って初めて飴玉を食べた」というお話を伺う。
 こんなに甘いものがあるのかと、驚いたという話。

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戦時中の記憶を語る本などで、砂糖が配給だったとか、赤ちゃん用の粉ミルクが甘くてこっそり食べてしまった罪悪感などを目にすることがある一方、

こっそりと隠していた砂糖を使ってすき焼きをしたなんて話も読んだことがある。


配給があるのだから、いくら食べられないといっても甘いもの自体は知っていると思っていたのに、そこまで甘さを知らなかったとは思ってもみなかった。「飴玉」という単語が心にズドンと降り立った。

 

私の最初の飴玉の記憶は、幼稚園の遠足で食べたサクマの三いちごミルク。
青葉のにぎにぎしい季節、小さな体には大きい小さなリュックを背負って歩いて15分ほどの公園に行き、先生から配られたもの。


不思議な三角形の飴が割れ、中から出てくるトロリにびっくりしながら甘いものの記憶の種類を増やした。

 

小学生で食べたのが、初めての記憶。
幼稚園生で増やした記憶。

 

お話しになりながら、本当に幸せそうに初めての飴玉の大きさや形を手で作る。
甘いポートをまた一口。


和やかに笑いながら話される皆様。

辛くて、でも、忘れられない幸せで大事な思い出。


もう堪らないなぁ・・

戦争なんて、もう本当になければいい。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

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番組内容の補足は以下で行っています。

ai-talk_to_you’s diary

古い食器の間から

数年前に逝ってしまった祖母が結婚したのは、大正7年のこと。

家は、かつて旅館だったところだそうで、屋根の形、窓の装飾、どれもかなり素敵で、

一日中だっていられそうな気がする。

 

先日、あちらの親戚と共に祖母の家から食器などを分けて頂いてきた。

曽祖父が結婚に合わせて食器類を誂えたのだそう。

10人、20人と揃いの食器は、当時の人たちがどれだけ沢山の方を

もてなさなければいけなかったのかと そんな風に思う。

 

陶器も漆も、綺麗にふいていくたびに、

「ようこそ」「たっぷり使わせていただくからね」と、そんな気分になる。

 

沢山の食器類は、その時代ごとの布やチラシ、新聞などが入っていて、

ズロースなんて名前が出てきて、時代を感じる。

昭和20~30年代の朝日新聞は、今よりずっとフォントが小さく情報が詰まっている。

 

個人的にはそちらの方が情報量が多くて好きだなあ。と思いつつ、

戦中・戦後、若い人の方が多い時代なのだと胸が痛む。

今のように老眼を患う方を思う必要がなかったのだろうと、そう思う。

 

そんなことを考えながら、黙々と食器のお手入れなどをしていると、

ちょっと毛色の違う紙が数枚出てきた。 

 

おそらく、旅館だったころの紙が残っていてのものなんだけれど、

右側に「宿泊人届」と書かれている。

その下に宿の名前があって、

中心部は上から順に到着日時、出発日時、職業、族籍、住所、特徴、氏名・年齢の欄。

 

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 全部で4枚出てきたのだけれど、特徴を書いているものはない(面倒よね、それは)

面白いのは族籍で、これは士族・平民と書かれている。

今ではすっかりなくなってしまったもの。

職業は、「ノ(多分農の意味)」とか、「材木」などが書かれている。

これは大正12年の届け。

今から94年前のもの。

きっと今はもういらっしゃらない方々の足跡を見て、当時の日本は今と随分違うと

しみじみとする。

今、士族なんて特に大きな意味がない。

こんな沢山のお皿もそうそう使うことがない。

100年近くたつと世の中はこんなにも変わってしまう。

 

頂いた食器たちは昔も今も変わらないはず。

大事に大事に使おうと思う。 

 

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GWはどこへ?長篠と富士見川PA

GWは、唐突に西へ。

両親とともに親戚のもとへ。

ゴールデンウィーク前日の決定では、当然ながら新幹線のチケットなど

取れるはずもなく、渋滞に果敢に突入することとなる。

初めて使う新東名、トンネルが多くて、ふと立ち寄ったパーキングエリア。

名前は「長篠設楽原PA

 

新東名ということだから、まだ新しいPAなのに、

ずいぶん字面の固い名前をつけるものだと、ぼんやり思う。

 

PAのまわりには戦国武将の立てる幟があって、渋滞でくたびれた頭のまま

この紋はどこの紋だったか?とか、戦国武将はいくつもの家紋を適時使い分けていたり

したはずなどと、ここのPAのコンセプトは戦国なのかなと益体もなく考える。

 

長篠といえば、長篠の戦いというのがあったけれど、あそこは今の何県だったか。

などと、とろけそうな頭で考える。

 

東京生まれ、東京育ち。

戦国時代の歴史は、大抵自分の土地以外の所で起こったこと。

自分が車で移動してきたことなどすっかり忘れて@愛知県。

言い訳するなら、前夜1時間しか眠れなかったことや、40キロの渋滞は、

かなりつらかったのだと強弁したい。

 

PAには、差し渡し1mほどもある火縄銃も何丁か飾ってあって、

私の鈍くなった頭でも「もしやここ、本当に長篠の戦いがあった『長篠』では?」

と、思うのにたいして時間はかからなかった。

 

戦上手の武田信玄が亡くなり、将軍義昭を京都から追放し、

上り調子の織田信長とそれを支える家康たちの勢力

信玄が亡くなって勢力が弱まった武田氏の力を再度盛り上げるためにも

大群率いてきた武田勝頼

 

勝頼の軍は、織田勢力が少数立てこもる長篠の城を包囲し、兵糧攻め

長篠の城を守る勢力は、信長たちが城の外で勝頼たちを討つまで耐えるという

籠城戦に打ち勝った。

 

PAにある外階段を3階分ほど登ると、正面に写真のような小山が見える。

これは、織田信長の本陣跡だそう。

かなり鋭角的、人工的に見えるのだけれど、長篠の戦いで、

信長の陣地は、その地の凹凸を活かし、当時の日本の戦としては珍しいほど大地を

改良。

あえて大地を削ったりしたそうだから、この脇の鋭角的な角度は、もしかしたら当時の

ままなのかもしれない。

 

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以下は、パブリックドメイン長篠の戦いの合戦図だそうです。

信長の本陣、往時の片りんはあるでしょうか?

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5d/Battle_of_Nagashino.jpg

家族といっしょだったため、本陣跡に上ることはできませんでしたが、

何百年も昔、ここで合戦が行われていたのだと思うことさえ不思議になるような

穏やかなPAでした。

 

そうそう、帰りに東名で富士川というPAにも立ち寄りました。

こんな大きな観覧車があって、観覧車の足元のカフェの食べ物を持ち込むことが

できるという日本初のPAなんだそうです。

観覧車の足元あたりでも、十分綺麗に富士山が見えましたが、観覧車に乗ったらきっと

もっと素晴らしい景色が見られると思いますよ。

2月の末にできたというこの観覧車、G・W2日目の混雑の中でも、特に人が並んでいるということはありませんでした。

通りすがりのデートスポットとして、目立ちつつも使いやすい場所、かもしれませんね。

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お隣さんとあの曲・・・・なんだっけ?

ホームのどこかで、電話をしている人がいる。

 

ちょ、ちょ、ちょ
待ってよ、困るよー
ちょ、ちょ、ちょ、
そうだよー

ちょ、ちょ。。

 

絶妙なちょ、ちょ、ちょ、が、
一つ向こうの車両あたりから聞こえる。

 

座った瞬間にも来た、ちょ、ちょ、の波に思わず笑ったら、
お隣さんも気になっていたらしく、
「ちょ、ですよね」って聞かれた。

「ですです」と言った所で、
またも、ちょ、ちょ、と聞こえて一緒に笑っていたら、
「気になりますよね」と、お隣さんのお隣の男性。

 

ちょ、ちょ、ちょ、の男性の声は、
焦ったり、困ったり、しているんだと思うのだけど、
どこか呑気で明るくて、
「どこにいるんでしょうね」
「音が動かないから、電話ですかね」
「方言ですかね」って、話す私達が妙に楽しくなってしまってる。

 

電車が動き出し、
ひと段落会話が終わって、
静かな他人に戻ろうとする瞬間、
お隣さんが「ホームには、いませんでしたね」と、つぶやく。

両脇の私達が、思わずむせる。

 

動き出した電車の中では、もう、ちょ、ちょ、ちょが聞こえない。

「やっぱり電話だったみたいですね」
なんか、「ああいう歌、ありましたよね、アイドルの、、」
お隣さんの向こうの男性が思い出せないと言いよどむと、お隣さんが、少し首を傾げ、
モーニング娘‼︎」と、笑い出し「超、超、超、いい感じ」と口ずさむ。

 

まさに!!ソレ‼︎

知らない同士の3人の中に、同じ曲。
ずっとケラケラ笑って、バイバイ。
楽しい夜です。

 

昔の音楽番組で、
歌は世に連れ、世は歌に連れ、なんて言われていたけれど、

きっとお隣さん達は同世代だったんだろうと思う。

 

そんな風に、あの曲、曲名なんでしたっけ?と、思ったのは

 

去年のちょうど今日のこと。

 

 

本当に一瞬だけ、袖触れ合うも。。。のどこかの誰かさんだけれども、

 

妙に楽しかったと思いだす。

 

 

あの方々は元気にしてるかなぁ・・・?

 

 

 

 

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遭遇しちゃったので、こんにちは

人との出会いは、いつだって不思議です。

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先日、道を歩いていたら前を行く人にナニカの違和感。

んん?と思って、つい追い越しながら考えてみた。

通り過ぎながら気が付いて、どんな方かとつい振り返ってみたら・・・・

目が合った。

 

向こうも、アレ?

と、思ったらしい。最初に目についたのは鞄。

そして、コート。

さっき鏡で見たのと似た格好。

あちらも少し首を傾げた。

 

「一緒ですね」「同じですね」

似ていますねと見知らぬ彼女とついクスクス笑ってしまう。

そのまま、「このシリーズで他の女性が持っているの、初めて見ました」

なんて言われつつ、駅までの道がご一緒で、電車の中までご一緒。

妙に楽しくなっちゃって、

お会いしたのが水曜でしたが、土曜の約束をして「また」と、お別れ。

23日の山田守邸、特別公開最終日にご一緒してきた。

人との出会いは、本当にいつどこで起こるかわからない。

 

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 山田守さんは、逓信病院や日本武道館を設計された方で、

曲線のある建物で有名。

このおうちは、1Fがオフィス、2Fが住居、3Fがアトリエと、

内と外が巻貝の内部のようになめらかな螺旋階段で混在するような造りになっていて、

今は1Fがカフェ、2Fがギャラリー、3Fがお子様のご住居として活用されている。

(3F部分は奥様が山田氏がお亡くなりになった後、80を過ぎて初設計・増築されているのだとか!!)

 

曲線が多い窓部分は、触れるとガラスではなく樹脂。 

撮影禁止の内部は、開口部の広い窓、アクリルでできた欄間、

そして叩いて音を確かめないと鉄骨が入っているとわからない木の柱、

影の計算されたような照明、内と外で扉の桟(枠?)の厚みが変わっていたり、

台所の台が低いので、奥様かお手伝いさんは小柄だったのかしら?と感じたり。

見どころ沢山。

 

特定の「誰か」の姿が浮かぶたび、

この建物の数年後、数十年後を思って思って作られたことを感じるたびに、

お互いのことをとても思われてきたご夫婦なのだろうなと、

幸せのおすそ分けをもらうような気がします。

 

段々と、春から夏へと移り変わる季節は、

新しい出会いと、長く培われた愛情に心躍ります。

 

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音楽の楽しみ。オペラガラ 東京・春・音楽祭

先日(と、言っても10日も経ってしまったのだけれど)、

東京・春・音楽祭のフィナーレでもあるスペシャル・ガラ・コンサートへ。

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ガラって何?と聞かれたら、ちょっと言いよどむけれども「特別イベント」と

言っていいんじゃないかと思う。

バレエのガラと言われたら、

バレエのトップダンサーが人気の演目の場面を踊ったりする。

 

ファン感謝イベントと言ったら・・・ちょっと砕けすぎかしら?

今回伺ったのはオペラのガラ。

 

つやつやと波打つ金髪を一つにまとめ、銀に光るフラットシューズで

指揮台に上がるスペランツァ・スカプッチさん。

楽し気な笑みをたたえる小柄な美女が、

日本各地のオーケストラから選ばれたオケメンバーに指揮棒を振るう。

 

今回は、いくつかセレクトされたオペラの演目から、オケのみの楽曲演奏と

人気の歌を歌手が歌うのを楽しめるというもの。

 

ソプラノのクリスティノ・バサローユさんは、とても整った美人さんだけれど、

随所に可愛らしさが見える方。

舞台袖から登場する際に着ていた溜息のでるほど上質で素敵なシルクのドレスは、

彼女の想定よりもほんの少しだけ長かったようで、

2-3歩歩んだ際に内側から踏んでしまっていた。

ロングスカートでそんな経験したことある方もいると思う。

 

おそらくオーダーメードのドレス。

引きずるほどに長いスカートの丈は、ヒールの高さがほんの少し変わるだけでも、

裾まわりは大きく変わる。

 

昔のヨーロッパの貴族のように大きく膨らんだドレスは、

いくら舞台出来ることが多いオペラの歌手だからって、

扱いの大変さは間違いないところだと思う。

 

まして舞台、内心大焦りしても仕方ないところ。

両手でスカートを持って歩くのが基本だけれど、上げすぎては恰好悪い。

 こんなとき、観客から見えている姿がわからず、

どこまで持ち上げていいか舞台に出てからは分りづらいだろうに、

彼女は少しよぎった焦りを「そんなこと感じてないわ」とばかりに、

グイッと30cm近くもドレスを持ち上げる。

その表情は、気の強さというより舞台に立つ誇りを感じさせるようで、

外見のただのかわいさ、綺麗さ以上に胸がときめく。

 

 曲毎に表情を変えていたけれど、

2年後、3年後の彼女もとっても素敵だろうとワクワクする。
既に各地で活躍中らしい彼女だけれど、

私のような門外漢さえ、まだまだのびシロが沢山あるのだろうなと思ってしまう。


アドリアンさんとテノールさんの愛の妙薬

お酒(ワインを酒に言い換えて)を惚れ薬ですって騙すバスのアドリアンさんと

騙されるチャラりと軽いテノールのイヴァン産の掛け合いは場内大爆笑。

(レンタルで「愛の妙薬」借りてこなきゃと決心させる素敵さでした。)

アドリアンさん、日本でまた公演やられないかしら。。。

 


オケは、バイオリンがとても多い編成で、

個人的にはプッチーニマノン・レスコーの間奏曲が、

指揮者を中心に音が舞台上でとぐろを巻いているようで素晴らしかった(≧▽≦)です。

 

それにしても、

みなさんオケを聴くときってどう楽しんでいるんでしょうか?

私は音楽の素養がさほど・・・・なのですが、

聴きに行くたびどの人の音が好きかって、

演奏者のリストと示し合わせて捜すのが好きです。

 

友人にきいたら、聞きながら曲の雰囲気に合わせて俳句を作るのが好き!

なんて方も。

 

私の楽しみ方は、音楽を楽しむものではあるけれど、

ある意味「音色」にシフトしているので、正道な聞き方かどうかは不明です。

 

聞きながら、「あ、この音好き」

「誰だろう」「多分、この人」と、探していくわけなのですが、

ちゃんと舞台の上の方と合っているのだろうか?

と、内心びくびくしていたりもします。

 

「音を捜すことができる」のが、

オケとして良いのか悪いのかは曲のパート次第なのだろうけれど、

弦楽は座っていた位置も一因ですが、どの方がどの音か今回不明。

つまりとっても良いオケ(^^♪と素人だって思います。

 

で、聴きながら今回ときめいたのは(良し悪しではなく、好き基準)以下の方々。

思わず調べてしまいました。
ちなみに、前にもイイ!とチェックした方がいたのは、

自己満足なサプライズ。

音楽ってわかりません。
でもでも、音楽って楽しいですよね!本当に!


以下、オケで気になったみなさま。

(多分、おそらくあの音はこの方だと思った方のみ)

フルート、ピッコロ
渡辺泰さん 新日本フィル

室内楽シリーズXIII #107 「何気ない、その一言が…」produced by 渡辺 泰(新日本フィル フルート&ピッコロ奏者) | 新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic

澄んだピッコロの音が届くたびにソワソワ。

トーンとまっすぐなのに、柔らかな気持ちよさに、

音がするたび捜してしまいました。


ティンパニ
窪田健志さん 名古屋フィル

http://take-percussion.cocolog-nifty.com/…/cat61…/index.html

以前、別の何かでもお名前チェックしていた窪田さん。

私、門外漢です。そんなに頻繁に聞きに行くわけでもありません。

正直、ティンパニに目が行くことってそこまで多くないのですが、

音の強さと、曲の中での音の長さ、止まり方って言うんでしょうか?

素敵だなあと思っていました。


トロンボーン 
呉信一さん 

www.nikkei.com

正直、トロンボーンの皆様どの方も素敵だなと感じていたのですが、

ぐぐっと最初に目を寄せられ、新田さんに行き、また呉さんに行き、

皆様に行くという。。。トロンボーンの皆様全身で奏でていらっしゃるなあ

と、キュンキュンしていました。

(トランペットの皆様も素敵だったのですが、どの音がどの方が区別がつかず。。。)


新田幹男さん(N響

楽員インタビュー|NHK交響楽団


山口隼士さん(シエナウィンド)

sienawind.com


ファゴット
岡本正之さん(都響) 

https://www.tmso.or.jp/…/orches…/profile/fg_okamoto_masayuki

優しい、深みのある穏やかな音色がとっても素敵でした。

それがプロなのかもしれませんが、同じ音符を追い演奏されているはずなのに、

どうしてこんなにも音が違うように感じさせられるのかって、いつもいつも不思議です。

 

クラリネットオーボエの方も気になる音があったのですが、

どの方の音か。。。。。

 

名前を挙げた方も、上げていない方も含め、

素敵な素敵なオケで、時間。

幸せの2時間半を、ありがとうございました!!

 

巨大水晶拾った日。お巡りさんたちのひと時

近所の公園で長さ30センチ近い巨大水晶拾いました。

ちょうど、2年前の今日。

うっすらピンクで、どっしり重い。

 

友人たちには「なんで?」と共に、「また?」と言われる。

運が良いか悪いか不明だけれども、私、小さな引き寄せ体質。

言葉だけだと信じてもらえないこともあるから、

ホントダヨって、できるだけ写真を撮ることにしている。

 

で、さすがに水晶は自分の中でも珍しいので「今日だったのね」と感慨深く、

日々の小さなことごとのブログを始めてみることにする。

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緑の深い公園の中、土道の真ん中にごろんと落ちていたこちら。

明らかに置いていったものではなさげ。

「運搬中に落としたのかな?」

これ多分、結構良いお値段がするもの・・・なのよね?

と、いうことでお巡さんへ。

 

透明なモノって軽く見えるのだけれど、

水晶ってようは硝子で石なわけです。

片手で持つと、数分で手がフルフルと震える重さ。

 

拾ったものって、

知らない誰かに勘違いをされてしまいそうで鞄に入れることもできない。

持っていく合間に「なんで届けようと思ったのだろう」

と、後悔するほど重い。

 

でも、一回手に取ってしまうと、今更戻すこともできない。

 

日差しの強い日だったのだけれど、

重くて随分汗をかいたのを覚えている。

 

「落とし物です」ってゴロンと出したら、入口にいた3人のお巡りさんが

「ウオ!」とか「ヤバいよ!」とか言い募りながら大爆笑。

 

「ほんとヤバいよ」

「スゴイね」

「うわっ」

放射性物質じゃないよね?」

 

お巡りさんたち、10代の少年みたいに言葉選びが軽やか。

ヤバいよなんて何回も繰り返される。

確かちょうど、ロシアで放射性物質の落とし物(テロ?)のニュースがあったころ。

 

わいわいとした雰囲気に誘われたのか、

お巡りさんが更に奥からゾロゾロ出てきて、水晶を目にした瞬間、笑いが連鎖。

常に、沢山の変わった落とし物に触れているお巡りさんでも、

水晶が見つかるのってかなり珍しいことらしい。

 

私ときたら、落とし物を持ってきたつもりで、笑いのネタを持参したらしい。

交番の中、みんなが笑っているせいか、外から何人もの人が覗いてくる方多数。

うん、ここまで笑っていたら気になるわよね。

私も外の人なら絶対気になる。

 

交番は、外から見るより奥に人がいたようで、

水晶が置かれた机のまわりをぐるりと囲み、肩の合間からさらに覗きこんでくる

お巡りさんで、交番内は黒の制服密度が高く酸欠気味に近くなる。

 

皆さま持ってみては「重っ!」とケラケラ笑う。

 

「多分、業者が落としたんだね」

「この形って、(拾得物の届けに)なんて書いたらいいんでしょう?」

「あれで殴られたら大変なことだよね」

「事件の証拠品だと、所有権はなくなります」

 

・・・・・これ、もらった方がいいのか?それとも放棄か?

もし凶器だったら私だっていりません。

のんびりしている中に、さらりと怖い言葉が混ざるのがお仕事柄。

 

落とし主が見つかるのがベストなんだけれど、貰ってみるのも面白そう。

なんて、ついつい思ってしまう。

仕方ないって思いません?

使い道は・・・まあわからないのだけれども。

 

そんな風に思う横では、

届を書いてくれるお巡りさんが警視庁とのやりとりに苦労している。

交番に落とし物が届いたら、

お巡りさんは警視庁にどんなものが届いたか電話連絡しなくちゃいけないのですが。。。

 

「すいません、水晶が届いたんですが」

「いえ、アクセサリーじゃないです」

「石です」

と言っているのに、

 

受話器の向こうから、

「石がどうして水晶だとわかるのか」とか、

「石なんて価値がないだろう」

「それはアクセサリーがそう見えるのか?」

と、漏れ聞こえている。

 

アクセサリーではないけれど、

THE水晶って形のこれは単なる石とも言えなくて、

心の中で、目の前のお巡りさんに「ガンバレ」ってつぶやく。

 

とりあえずお礼放棄(持ち主が出てこなかったらモノは頂く)だけして

のんびりしていたところ、

7歳くらいの男の子が交番に入ってきて

一番若いお巡りさんの上着の裾をつかんで顔を引き寄せ、

小さな声で「僕、迷子になったみたいなの」って申告している。

 

交番に入るのって、ちょっと怖いよね。

迷子になったって、できれば言いたくないよね。

うんうん。

 

ちび様からの情報聞き出し中に、

汗だくになったお父さんが駆け込んできて、

ちび様を見つけて膝をがくりと床につき「良かった」と

もらした瞬間、ちび様がお父さんの首に飛びついていった。

 

「泣かなくて、偉いな」と、お父さんが頭を撫でて、

ちび様はお父さんをぎゅっと抱きしめて、

お巡りさんにお礼を言って出ていった。

 

まるでドラマのようなワンシーンの再会が、

水晶の届け出が滞る合間に起こった。

お父さん、すぐに会えてよかったね。

 

目まぐるしく、呼ばれては出ていくお巡りさんたち。

知っているときも、知らない時も、

きっと色々お世話になっている。

いつもありがとうございます。

 

なお、この水晶、

結局持ち主現れず、現在我が家の窓辺におります。

この形、水晶の「ポイント」と言うそうです。

 

詳しい友人によると泡の入り具合の違いから、

ヒマラヤ産ではなく、ブラジル産ではないか?とのこと。

価値としては卸値で6-7万円ほどではないか?とのこと。

水晶の価値ってわからないけれど、中々すごい。

 

新しいことがあると、新しいことを知る。

何かを拾うと、3か月(埋蔵品は6か月)を経て所有権が移行する。

昔と比べて随分短くなった。

所有権の移行が早くなり、

こんなに早く拾った人のものになってしまってよいのかなって不安になる。

平成18年までは倍の保管期間があったので、取りに行くのをよく忘れていた。

 

お財布や携帯、犬に、社員証他、様々なものを拾って来たのだけれど、

拾得物が犯罪の証拠となるような品であったり、個人情報を含むような場合、

証拠品は拾得者のものにはならないそうです。(遺失物法2章4条)

こんなこと、ご存じでした?私、全く知りませんでした。

 

落とし物検索 警視庁

遺失物法

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