音楽の楽しみ。オペラガラ 東京・春・音楽祭

先日(と、言っても10日も経ってしまったのだけれど)、

東京・春・音楽祭のフィナーレでもあるスペシャル・ガラ・コンサートへ。

f:id:ai_no_mainichi:20170426183123j:plain

ガラって何?と聞かれたら、ちょっと言いよどむけれども「特別イベント」と

言っていいんじゃないかと思う。

バレエのガラと言われたら、

バレエのトップダンサーが人気の演目の場面を踊ったりする。

 

ファン感謝イベントと言ったら・・・ちょっと砕けすぎかしら?

今回伺ったのはオペラのガラ。

 

つやつやと波打つ金髪を一つにまとめ、銀に光るフラットシューズで

指揮台に上がるスペランツァ・スカプッチさん。

楽し気な笑みをたたえる小柄な美女が、

日本各地のオーケストラから選ばれたオケメンバーに指揮棒を振るう。

 

今回は、いくつかセレクトされたオペラの演目から、オケのみの楽曲演奏と

人気の歌を歌手が歌うのを楽しめるというもの。

 

ソプラノのクリスティノ・バサローユさんは、とても整った美人さんだけれど、

随所に可愛らしさが見える方。

舞台袖から登場する際に着ていた溜息のでるほど上質で素敵なシルクのドレスは、

彼女の想定よりもほんの少しだけ長かったようで、

2-3歩歩んだ際に内側から踏んでしまっていた。

ロングスカートでそんな経験したことある方もいると思う。

 

おそらくオーダーメードのドレス。

引きずるほどに長いスカートの丈は、ヒールの高さがほんの少し変わるだけでも、

裾まわりは大きく変わる。

 

昔のヨーロッパの貴族のように大きく膨らんだドレスは、

いくら舞台出来ることが多いオペラの歌手だからって、

扱いの大変さは間違いないところだと思う。

 

まして舞台、内心大焦りしても仕方ないところ。

両手でスカートを持って歩くのが基本だけれど、上げすぎては恰好悪い。

 こんなとき、観客から見えている姿がわからず、

どこまで持ち上げていいか舞台に出てからは分りづらいだろうに、

彼女は少しよぎった焦りを「そんなこと感じてないわ」とばかりに、

グイッと30cm近くもドレスを持ち上げる。

その表情は、気の強さというより舞台に立つ誇りを感じさせるようで、

外見のただのかわいさ、綺麗さ以上に胸がときめく。

 

 曲毎に表情を変えていたけれど、

2年後、3年後の彼女もとっても素敵だろうとワクワクする。
既に各地で活躍中らしい彼女だけれど、

私のような門外漢さえ、まだまだのびシロが沢山あるのだろうなと思ってしまう。


アドリアンさんとテノールさんの愛の妙薬

お酒(ワインを酒に言い換えて)を惚れ薬ですって騙すバスのアドリアンさんと

騙されるチャラりと軽いテノールのイヴァン産の掛け合いは場内大爆笑。

(レンタルで「愛の妙薬」借りてこなきゃと決心させる素敵さでした。)

アドリアンさん、日本でまた公演やられないかしら。。。

 


オケは、バイオリンがとても多い編成で、

個人的にはプッチーニマノン・レスコーの間奏曲が、

指揮者を中心に音が舞台上でとぐろを巻いているようで素晴らしかった(≧▽≦)です。

 

それにしても、

みなさんオケを聴くときってどう楽しんでいるんでしょうか?

私は音楽の素養がさほど・・・・なのですが、

聴きに行くたびどの人の音が好きかって、

演奏者のリストと示し合わせて捜すのが好きです。

 

友人にきいたら、聞きながら曲の雰囲気に合わせて俳句を作るのが好き!

なんて方も。

 

私の楽しみ方は、音楽を楽しむものではあるけれど、

ある意味「音色」にシフトしているので、正道な聞き方かどうかは不明です。

 

聞きながら、「あ、この音好き」

「誰だろう」「多分、この人」と、探していくわけなのですが、

ちゃんと舞台の上の方と合っているのだろうか?

と、内心びくびくしていたりもします。

 

「音を捜すことができる」のが、

オケとして良いのか悪いのかは曲のパート次第なのだろうけれど、

弦楽は座っていた位置も一因ですが、どの方がどの音か今回不明。

つまりとっても良いオケ(^^♪と素人だって思います。

 

で、聴きながら今回ときめいたのは(良し悪しではなく、好き基準)以下の方々。

思わず調べてしまいました。
ちなみに、前にもイイ!とチェックした方がいたのは、

自己満足なサプライズ。

音楽ってわかりません。
でもでも、音楽って楽しいですよね!本当に!


以下、オケで気になったみなさま。

(多分、おそらくあの音はこの方だと思った方のみ)

フルート、ピッコロ
渡辺泰さん 新日本フィル

室内楽シリーズXIII #107 「何気ない、その一言が…」produced by 渡辺 泰(新日本フィル フルート&ピッコロ奏者) | 新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic

澄んだピッコロの音が届くたびにソワソワ。

トーンとまっすぐなのに、柔らかな気持ちよさに、

音がするたび捜してしまいました。


ティンパニ
窪田健志さん 名古屋フィル

http://take-percussion.cocolog-nifty.com/…/cat61…/index.html

以前、別の何かでもお名前チェックしていた窪田さん。

私、門外漢です。そんなに頻繁に聞きに行くわけでもありません。

正直、ティンパニに目が行くことってそこまで多くないのですが、

音の強さと、曲の中での音の長さ、止まり方って言うんでしょうか?

素敵だなあと思っていました。


トロンボーン 
呉信一さん 

www.nikkei.com

正直、トロンボーンの皆様どの方も素敵だなと感じていたのですが、

ぐぐっと最初に目を寄せられ、新田さんに行き、また呉さんに行き、

皆様に行くという。。。トロンボーンの皆様全身で奏でていらっしゃるなあ

と、キュンキュンしていました。

(トランペットの皆様も素敵だったのですが、どの音がどの方が区別がつかず。。。)


新田幹男さん(N響

楽員インタビュー|NHK交響楽団


山口隼士さん(シエナウィンド)

sienawind.com


ファゴット
岡本正之さん(都響) 

https://www.tmso.or.jp/…/orches…/profile/fg_okamoto_masayuki

優しい、深みのある穏やかな音色がとっても素敵でした。

それがプロなのかもしれませんが、同じ音符を追い演奏されているはずなのに、

どうしてこんなにも音が違うように感じさせられるのかって、いつもいつも不思議です。

 

クラリネットオーボエの方も気になる音があったのですが、

どの方の音か。。。。。

 

名前を挙げた方も、上げていない方も含め、

素敵な素敵なオケで、時間。

幸せの2時間半を、ありがとうございました!!

 

巨大水晶拾った日。お巡りさんたちのひと時

近所の公園で長さ30センチ近い巨大水晶拾いました。

ちょうど、2年前の今日。

うっすらピンクで、どっしり重い。

 

友人たちには「なんで?」と共に、「また?」と言われる。

運が良いか悪いか不明だけれども、私、小さな引き寄せ体質。

言葉だけだと信じてもらえないこともあるから、

ホントダヨって、できるだけ写真を撮ることにしている。

 

で、さすがに水晶は自分の中でも珍しいので「今日だったのね」と感慨深く、

日々の小さなことごとのブログを始めてみることにする。

f:id:ai_no_mainichi:20170425183932p:plain

緑の深い公園の中、土道の真ん中にごろんと落ちていたこちら。

明らかに置いていったものではなさげ。

「運搬中に落としたのかな?」

これ多分、結構良いお値段がするもの・・・なのよね?

と、いうことでお巡さんへ。

 

透明なモノって軽く見えるのだけれど、

水晶ってようは硝子で石なわけです。

片手で持つと、数分で手がフルフルと震える重さ。

 

拾ったものって、

知らない誰かに勘違いをされてしまいそうで鞄に入れることもできない。

持っていく合間に「なんで届けようと思ったのだろう」

と、後悔するほど重い。

 

でも、一回手に取ってしまうと、今更戻すこともできない。

 

日差しの強い日だったのだけれど、

重くて随分汗をかいたのを覚えている。

 

「落とし物です」ってゴロンと出したら、入口にいた3人のお巡りさんが

「ウオ!」とか「ヤバいよ!」とか言い募りながら大爆笑。

 

「ほんとヤバいよ」

「スゴイね」

「うわっ」

放射性物質じゃないよね?」

 

お巡りさんたち、10代の少年みたいに言葉選びが軽やか。

ヤバいよなんて何回も繰り返される。

確かちょうど、ロシアで放射性物質の落とし物(テロ?)のニュースがあったころ。

 

わいわいとした雰囲気に誘われたのか、

お巡りさんが更に奥からゾロゾロ出てきて、水晶を目にした瞬間、笑いが連鎖。

常に、沢山の変わった落とし物に触れているお巡りさんでも、

水晶が見つかるのってかなり珍しいことらしい。

 

私ときたら、落とし物を持ってきたつもりで、笑いのネタを持参したらしい。

交番の中、みんなが笑っているせいか、外から何人もの人が覗いてくる方多数。

うん、ここまで笑っていたら気になるわよね。

私も外の人なら絶対気になる。

 

交番は、外から見るより奥に人がいたようで、

水晶が置かれた机のまわりをぐるりと囲み、肩の合間からさらに覗きこんでくる

お巡りさんで、交番内は黒の制服密度が高く酸欠気味に近くなる。

 

皆さま持ってみては「重っ!」とケラケラ笑う。

 

「多分、業者が落としたんだね」

「この形って、(拾得物の届けに)なんて書いたらいいんでしょう?」

「あれで殴られたら大変なことだよね」

「事件の証拠品だと、所有権はなくなります」

 

・・・・・これ、もらった方がいいのか?それとも放棄か?

もし凶器だったら私だっていりません。

のんびりしている中に、さらりと怖い言葉が混ざるのがお仕事柄。

 

落とし主が見つかるのがベストなんだけれど、貰ってみるのも面白そう。

なんて、ついつい思ってしまう。

仕方ないって思いません?

使い道は・・・まあわからないのだけれども。

 

そんな風に思う横では、

届を書いてくれるお巡りさんが警視庁とのやりとりに苦労している。

交番に落とし物が届いたら、

お巡りさんは警視庁にどんなものが届いたか電話連絡しなくちゃいけないのですが。。。

 

「すいません、水晶が届いたんですが」

「いえ、アクセサリーじゃないです」

「石です」

と言っているのに、

 

受話器の向こうから、

「石がどうして水晶だとわかるのか」とか、

「石なんて価値がないだろう」

「それはアクセサリーがそう見えるのか?」

と、漏れ聞こえている。

 

アクセサリーではないけれど、

THE水晶って形のこれは単なる石とも言えなくて、

心の中で、目の前のお巡りさんに「ガンバレ」ってつぶやく。

 

とりあえずお礼放棄(持ち主が出てこなかったらモノは頂く)だけして

のんびりしていたところ、

7歳くらいの男の子が交番に入ってきて

一番若いお巡りさんの上着の裾をつかんで顔を引き寄せ、

小さな声で「僕、迷子になったみたいなの」って申告している。

 

交番に入るのって、ちょっと怖いよね。

迷子になったって、できれば言いたくないよね。

うんうん。

 

ちび様からの情報聞き出し中に、

汗だくになったお父さんが駆け込んできて、

ちび様を見つけて膝をがくりと床につき「良かった」と

もらした瞬間、ちび様がお父さんの首に飛びついていった。

 

「泣かなくて、偉いな」と、お父さんが頭を撫でて、

ちび様はお父さんをぎゅっと抱きしめて、

お巡りさんにお礼を言って出ていった。

 

まるでドラマのようなワンシーンの再会が、

水晶の届け出が滞る合間に起こった。

お父さん、すぐに会えてよかったね。

 

目まぐるしく、呼ばれては出ていくお巡りさんたち。

知っているときも、知らない時も、

きっと色々お世話になっている。

いつもありがとうございます。

 

なお、この水晶、

結局持ち主現れず、現在我が家の窓辺におります。

この形、水晶の「ポイント」と言うそうです。

 

詳しい友人によると泡の入り具合の違いから、

ヒマラヤ産ではなく、ブラジル産ではないか?とのこと。

価値としては卸値で6-7万円ほどではないか?とのこと。

水晶の価値ってわからないけれど、中々すごい。

 

新しいことがあると、新しいことを知る。

何かを拾うと、3か月(埋蔵品は6か月)を経て所有権が移行する。

昔と比べて随分短くなった。

所有権の移行が早くなり、

こんなに早く拾った人のものになってしまってよいのかなって不安になる。

平成18年までは倍の保管期間があったので、取りに行くのをよく忘れていた。

 

お財布や携帯、犬に、社員証他、様々なものを拾って来たのだけれど、

拾得物が犯罪の証拠となるような品であったり、個人情報を含むような場合、

証拠品は拾得者のものにはならないそうです。(遺失物法2章4条)

こんなこと、ご存じでした?私、全く知りませんでした。

 

落とし物検索 警視庁

遺失物法

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Aiは、無料の音声アプリ、Voicyで「ニュースに、ひとこと。」という

ニュースに合わせて興味の赴くままに調べていくチャンネルを配信しています。

iosの方は、ぜひ以下よりアプリダウンロードの上、聞いていただけますと嬉しいです。

番組の配信も遅いし、ブログの更新も遅い。。。のですが、

番組内容の補足は以下で行っています。

ai-talk_to_you’s diary

初めまして

Voicy という音声アプリでパーソナリティーをしているAiといいます。

ai-talk_to_you’s diaryで、遅々と細々と番組の内容を補足する内容を書いていますが、

最近体調的な理由でなかなかVoicy更新ができていないので後ろめたいのですが、

それとは別に日々の小さな色々をこちらで書いていこうと思います。

番組では比較的固めのことをご紹介しているので、

こちらでは柔らかめの毎日を書いていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・